初めてお声がかかったNさん。
ブレーカーがよく落ちるとのことで、訪問しました。

予定が埋まっていましたが、切迫感を感じ、即訪問しました。

↑うわぁっ!!なんだこれは?!
どう見ても、ケーブルが焦げています。

ネジを緩めようとすると、元々緩かったような感触でした。
触れないほど、熱いケーブル。

↑しかも、あろうことか、30アンペアの安全ブレーカーが!(普通は20アンペア)
これでは、20アンペア以上の電力消費をしても、なかなかブレーカーが落ちず、ケーブルが熱を持つのもあり得る話です。
施工ミスか、意図的か。

Nさんは寝たきりのお母様とお二人暮らし。
仕事で外出すると、お母様がご自宅で一人になります。

電話での切迫感は、お母様が心配でとのこと。

とりあえず、応急処置し、後日、あらためて電気工事を。
よくヒアリングし、格上げと分電盤の取り替え、コンセントの増設も。

よくブレーカーが落ちる回路があるとのことで、その解消のため、専用回路を2回路増設しました。
配線は床下から。

思えば、最初の電話相談を後回しにしていたら、過熱したケーブルから発火していたかもしれません。

↑お母様のお部屋へ専用回路を1回路配線。

↑消費電力の大きな家電がたくさんあるキッチンにも1回路増設しました。

↑分電盤もすっかり新しく。
まちのでんきや「もし、さらに回路を増設されたい場合は、まだ空きがありますので…。」
Nさん「いろいろとありがとうございました。」
お母様、入院中で不在でした。
一日も早く、快復されますように。